何年も野菜を育てていると勝手に生えてくるのがではなく野菜
草と一緒になってカボチャとかトマトとか、畑に勝手に生えてきます。
植えたわけじゃありません。
種を播いたわけじゃありません。

前年に育てた野菜が、畑で実をつけて、商品にならないものはその場に落とされてしまうので、それが今になって発芽してきたものだと思います。
これがけっこう強いんです。
大切に苗を育てて畑に植えたものよりも、勝手に生えてきたもののほうが元気に育ってたりする。
気候や水分が充分な状態で発芽してくるので生育がいいのは当然なんでしょうけど、その後の生育も意外に順調なんだからすごい。
自家採種をしていくと自分の畑の環境に適応した野菜に変化していく、ということは言われていますがまさにそのことが起きているのではないかと。
ただし選抜していないので欲しい成果物にならない可能性は高く(←遺伝の話です)、勝手に生えてくる野菜は営利向きとは言い難い産物です。
上記の事は自家採種を調べるとわかります。

営利向きではない、と分かっていても野菜が生えてくると残したくなるのが人情というもの。
ニンジン畑で草取りをしていると見つけてしまった小さなトマトの苗。
ブロッコリーのそばですくすくと育っているカボチャ。
掘り残した芋から発芽してきてそれなりの大きさになってきたジャガイモ。
そこに植えてある野菜を無視してでも残してみたい衝動に駆られます。

でもまあ僕もいちおう農業始めて8年目ですからね。
残したことで収穫までたどりつけるかの判断はできるので、そこに植えたメインの野菜に影響が出そうならばっさり取っちゃいます。
こないだ研修生がブロッコリーの除草のときにそばで生えていたカボチャを残していましたが、それはすぐに抜いてもらいました。
カボチャの生育スピードを考えたらブロッコリーの邪魔をするのは目に見えてますから。

冷たいようですが、営利栽培をしている以上は勝手に生えてくるものは例え野菜であっても草と同じ扱いです。

ごめん!と心で泣きながら自然に生えてきたカボチャやトマトを抜いています。
畑にある(僕の中での)秩序を守るためです。