青首と白首がいます。
ダイコンのことです。

(左は白首、右は青首)

スーパーで売られているダイコンのほとんどは青首大根です。
根部が地上にせりあがって生育するので、上半分は表面に葉緑体ができて淡緑色になっています。

辛さがすくなくみずみずしいのが特徴です。

いっぽう青首におされて勢力が衰えているのは白首大根。
たくあんなどの漬物用に栽培される以外には滅多にお目にかかれなくなりました。
根部があまり地上にせりあがらないため、収穫では引き抜くときに力がいります。

青首が主流になった要因のひとつはおそらく収穫の手間でしょう。
白首は引っこ抜くのが大変なのにたいして、同じサイズでも青首はひょいと抜けてしまいます。
大産地にもなれば収穫がラクというのは高ポイントでしょうね。

また、どちらかというと辛いとされる白首は、甘いとされる青首に比べれば現代人の好みに合わなくなっていったと言えるのかもしれません。

でもね~白首も捨てたもんじゃないですよ。
うちの大根はほとんどが白首ですが、大蔵という品種を栽培しています。
この品種は肉質が緻密で煮崩れがほとんどなく味の染み込みがバツグンなので、おでんなどの煮物に向いています。
また根先まで太さが均一なのもおでん向けとしては最適。
食味もすこぶる良好。
冬はやっぱり煮物が似合う、ということでサラダ向きな青首大根よりも煮物向きな白首大根を栽培するようにしているわけです。

秋口は青首大根、冬は白首、そして春大根として青首。
というのが僕のなかでの理想です。