新規就農者にありがちなクチコミ販売は危険

 

就農して最初のころは世間的に認知されていませんし、農業1年目の商品をまったく知らない人が買ってくれるわけがないと思っているから、親戚や知り合いを頼って買ってもらうことになります。
親戚や知り合いはきっと新規就農したことを応援してくれていることでしょう。
買ってくれと頼まれれば喜んで買うでしょう。
もしかしたら頼まれなくても欲しいと言ってくるかもしれません。
買ってもらって食べてもらって、さらに知り合いに紹介してもらって買ってもらって、どんどん広がっていけばいい。
新規就農者はそう考えるんです。
でも。
長くは続きません。
そのうち買ってくれなくなります。
あまり広がっていきません。
なぜ売れないのでしょうか。

詳しくはarrow070_01最初は知り合いに買ってもらって口コミで・・・の落とし穴

 

自分の商品を売るということに真剣に向き合っていない人は、新規就農して最初からクチコミに頼ろうとします。
クチコミで広がっていく商品とはどのようなものなのかを考えもしないで。
自分がクチコミしたくなるような商品に出会ったときのことを想像してみてください。

おーこれはすごい。

お得だ!

あいつにも教えてあげないと。

思わず他人に教えたくなるような、そんな商品だからこそクチコミは広がっていくんです。
農業を始めて一年目の新規就農者がつくる野菜やコメが、クチコミしたくなるような商品だと思いますか?

冷静に考える必要がありますよ。