農家研修では様々なことを学びます。
栽培についていろいろなコツ、基本と応用。
農法の基本理念や考え方。
その農家独特の栽培方法、考え方。
栽培計画の立て方や経営全般について。

ありとあらゆることを学びます。

それらの知識、情報、知恵。
研修中に言われたその場ですべてを理解し、脳内書庫にしまうことができるでしょうか?
すべてを完璧に記憶しておくことができるでしょうか?

今回は。
メモをとることの重要性について考えてみます。

 

メモをとる習慣はみんな持っている

ノートとペン

人は忘れる生き物です。
これはあえて詳しく説明する必要がないくらい周知の事実ですよね。
そして。
忘れないようにメモをします。
忘れたくないからメモをします。
学校教育を受けていた学生時代。
授業にノートとペンは必須ではありませんでしたか?
社会人になってからでもノートや資料、そしてペンを持って会議に出ませんか?
講演会に出たりやセミナーを受けたりするときには、メモをとりませんか?
それは。
聞いたことを忘れたくないから。
メモをとって記憶に留めるため、もしくは記録して整理するため。
みなさんにとって。
人からなにかを教わるときは、メモをとるのが当たり前なんです。
メモを取るのは当たり前のように染みついている行動なんです。

 

すべてを記録するくらいの努力はすべき

一方、農家研修の現場では。
農作業をしながら勉強するんだからメモなんていらないでしょ。
メモをとるような場面なんてないよ。
という考えなのか、農業研修の場でメモをとる光景はあまり見られません。
先述のように日常的にメモをとる習慣があるのに、です。
けれども。
農家研修ということは、自分が農家になるために新しいことを学びに来ているんですよね?
学校に行って授業を受けるのと変わらないわけです。
室内なのか室外なのかという違いはありますが、学ぶという場面であることは同じです。
だとすれば。
メモをとることは当たり前の行動だと思います。

ノートとペン2
ではどのようにメモをとるのか。
青空のもとで作業することが多いですから、ポケットに入るサイズのメモ帳を常に携帯しておきます。
会話のたびに気になることがあったらメモをする。
栽培のことについてレクチャーがあればもちろんメモする。
作業をしてみて感じたことをメモする。
作業にかかった所要時間をメモしつつ、その作業は一人前のスピードがあるのかを検証する。
その日一日どんな作業にどれだけ時間がかかったのかという労働記録をつける。
黙々と農作業をしていてふとひらめいたアイデアをメモしておく。

ただたんに、農家が話している内容だけをメモすればいいと言っているわけではありません。
将来、自分が就農して自分の農場を切り盛りしていくときに必要だと感じられることすべてをメモしておくんです。
研修先の農家は、自分がこれから辿ろうとしている道をすでに何年も前を歩いているんですよ。
今の自分では想像もつかないようなことまで考えたうえで、目の前の作業をしている可能性だってあります。
持っている知識や経験が違えば選択する行動は変わってきますから、研修中では考えが及びもしないことを考慮して作業を組み立てているのが農家という生き物です。
なぜここでこんな作業をするんだろう?
栽培の本とかに書いてないけど・・・なんてことはごく普通にあります。
それは。
その農家が知識・経験をもとに判断しているから。
ただ教科書通りにやっていればうまくいく、という甘い世界ではありませんから自分の圃場条件や気候条件、栽培技術力を考慮して作業を組み立てています。

でも。
研修段階ではそこまで理解できません。
当たり前ですよね、農家とは見えている景色が違うんですから。
研修生と農家では持ち合わせている知識や経験の量がまったく違うから理解できないんです。

だからこそ。
目の前のことを全て記録する必要があります。
よくわからないけど事実をメモしておく。
将来、新規就農して何年も営農していくうちに
「あー、あのときの作業にはこんな意味があったのか」
と新しい気付きが得られるかもしれません。


ちなみに。
メモはとっただけでは意味がありません。
研修でせっせと農作業して、疲れて家に帰る。
一日が終わったらメモを見返して、今日はどんな作業をどんなことに注意して進めたか、講義やレクチャーがあったなら、その内容を思い出しながらわからないことがあれば調べていきます。
栽培記録であれば表に落とし込んでおくと分かりやすいですし、メモした中で自分にはちょっと理解できなかったことがあったなら、改めて参考書を引っ張り出してきて勉強すればいいですよね。
それでも理解できなければ翌日、研修先の農家に質問すればいいんです。

とったメモは見返して整理する。
復習しつつ、そこからさらに知識を増やしていく。
そこまでやってようやくメモは活かされます。

 

メモとは記録しておくこと

スマホ

メモはなにも紙とペンでするものではありません。
今ならスマホでも簡単に記録を残すことができます。

メモ帳アプリくらいはふつうに入っているでしょうから、それで紙とペンの代わりになります。
カメラで映像として記録しておけば、何月何日に作物はどんな状況だったのかを文章以上に記憶することができます。

音声レコーダーを使えば、筆記が追い付かなくて大事なことを聞き逃すなんてことがなくなります。

音声と映像、その両方を同時に記録していく動画であれば、さらにリアルな情報を記録しておくことができます。

これらの機能、ぜんぶスマホで実現可能ですよね。
持っているものは最大限利用して、限られた研修期間を有意義に使ってほしいと思います。

 

学校では得られない有益な情報は、拾えるかどうかがカギになる

メモをとらなければ農家での研修は、半分くらいが無駄になってしまう可能性があることを知っておいてください。
農家は学校ではないからです。

学校であれば。
カリキュラムがあり、教科書があり、それらに沿って授業が進められていきます。
メモを取らなくても、ある程度はなんとかなるものです。
でも。
農家での研修は、教科書があってそれに沿って進められていくというたぐいのものではないんです。

カリキュラムもなければ作業日程も流動的に入れ替わっていきます。
作業を通して、一日の流れや一週間の流れ、一年の流れを体に染み込ませ、農家という生き方を体感してもらうことで農家とは何かを理解していきます。
農家は。
作業の要点などはもちろん説明しますが、その場その場で気づいたことをさらっと発言したりもします。
で、じつはそこに非常に重要な情報が隠れているんです。
メモをとらなければ、いろんなものを取りこぼしてしまうことになりかねません。


栽培がうまくて、営業力があって、さらに教育力まで高い農家なんてほとんどいません。
だとしたら。
バラバラに繰り出される重要かつ断片的な情報をしっかりメモして、繋ぎあわせて、自分にとって有益なものへまとめる必要があります。
研修を受ける側から求めていく必要があります。
農家は学校ではないことを認識しつつ、現場には学校では得られない生きた情報が山のように落ちていることを理解して、会話だけではなく研修中に起きていることすべてを記録するくらいの気持ちで研修に望んでください。

参考になれば幸いです。

 

 

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