新規就農に向けてやるべきことは非常にたくさんあります。
農地を探す。
住むための家を探す。
栽培について勉強する、研修を受ける。
栽培していく品目を決める。
販売先を探す、確保する。
農業を仕事にしていくために両親や配偶者の理解を得る。
初期運転資金を確保する。
どれも大切なことなので省略することはできません。

限られた時間の中でなんとかやりくりしていくしかないのですが、そのなかでも研修を受けるというのは時間の制約が非常に大きなものです。
定められた期間中(たとえば1年)、学校や農家に通いながら多くのことを学んでいきます。
そこには多くの時間を費やすわけです。
だからこそ、多くのことを吸収して独立就農したときにひとつでも役立つことがあればいいですよね。

 

知識 × 経験 = 知恵

同じ時間を過ごしても、10しか学べない人と100を学んでいく人がいます。
その違いはなんでしょうか。
意欲の違い、積極的に知識を吸収しようとする姿勢
というのがその結論ですが、同じような積極的な姿勢であっても学ぶ量には違いが出るんです。
それはなぜでしょうか。

その時点で持っている知識や経験の量の違い。
だと思います。
たとえば。
天気予報で明日から3日間ほど雨が続くという予報が出たとします。
ある人は、
「3日も雨が続くと作業が遅れるから今日のうちにタネを播いておこう。」
という判断をします。
ところが別のある人は、
「台風が秋雨前線が押し上げたことで予報が雨に変わったんだな。台風の進路次第では雨が長引くおそれもあるし風が強まることも考えられるから、今日のうちに台風対策をしておこう。」
と判断をします。
どちらの判断が正しかったかという話ではありません。
目の前にふってきた「3日間雨が続く」という情報に対して、持っている知識や経験からどのような判断を下すか。
より多くの知識や経験を持っているほうが妥当な決定を下すことができるのではないか、ということです。

 

人参の発芽
たとえば農業研修を受けているとき。
ニンジンのタネを播くという作業指示があったときに
「ニンジンは発芽すれば半分は成功したようなもの、と言われるほど発芽が難しい野菜。それはタネが給水しにくい性質を持っているから。だから明日から雨の予報になっている今日のうちにタネを播くことで水分をしっかり確保して発芽率の向上を狙っているんだな。」
というところまで考えを巡らせることができます。
なにも知らなければ、ただタネを播いておしまいです。
なぜこのタイミングでタネを播くのかを知らないまま過ぎていきます。
もちろん、指導者がタネを播くときの注意点としていろんな情報を提供してくれるかもしれません。
そこから得られる情報だけでも充分なのかもしれません。
でも、あなたが知識としてニンジンの発芽情報をすでに持っていたとしたら
「この土質だと乾きやすいから雨が数日続くような予報が出ている今日というタイミングを狙ったんだな。発芽まで1週間ほど地表を乾かさないようにするための潅水作業には時間をとられるから、効率よく作業をこなしていくために雨を待っていたのかな。」
というところにまで思考を持っていくことができるかもしれません。
そしてそれは、さらなる知識の蓄積としてあなたの実になります。

 

農業研修を受ける期間は限られています。
1年なら1年という制約の中でより多くのことを学ばなければ、自分でいざやろうと思ったときになにから手をつけていいのか分からないという状況に陥ります。
限られた時間のなかで最大限のことを吸収していくためにできることは
事前に知識を蓄えておくこと
です。
もちろん研修中に蓄えるのもいいでしょう。
とにかく最初は頭でっかちで理論武装してしまってもかまいません。
知識があれば研修中に現場で起きているなかから多くのことを学びとれますし、現場での経験をもっている知識と混ぜ合わせることで知恵を得ることができます。
 

目標は100冊

書籍の積み上げ
勉強しておくべきことは多岐に渡ります。
栽培の基本、各作物ごとの栽培技術
それぞれの農法について
農協改革やTPPなどを含めた農業界の流れ
経済学
マーケティング
個人事業開業について
会計、経理、簿記など
成功哲学
自己啓発
食や健康に関すること
農業機械のメンテナンス
ホームページ作成
営業

知っておいて損になる情報はありません。
とにかく知識を蓄積していってください。
たとえば就農前までに
100冊の本を読む
と決めるのもいいでしょう。
新規就農するにあたってがむしゃらに本を読んでいたら100冊なんてすぐに達します。
逆にいえば、それくらいの勉強は就農前にしておくべきです。
独立就農してからの軌道に乗る前の最初の3年にくらべれば、研修中なんてラクなもんです。
そんなときにこそ、寝る間を惜しんで死ぬ気で勉強しておいてください。
後悔先に立たず、ですよ。

 

 

栽培が下手でも時給3000円で働く農家になる方法とは?

もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
いいものを作れば売れると思っていませんか?
その道は、優秀な先進農家と戦うことになる、かなり危険な道です。死に物狂いで努力しても結果を残せないかもしれない道です。

それよりも、たとえ栽培が下手でも時給3000円、しかも週休3日で働く農家になる道があります。見つけさせすれば誰でも通れる道です。

そんな道どこにあるの?じつは・・・

つづきはこちら

有機栽培農家・松本がやってしまった間違いとは?

農業をやりたいと考えたときに最も重要なことは

栽培技術の習得

であることは間違いありません。商品ができなければ何も始まりませんから。
ちゃんと作物を栽培できて、ある程度のレベルの農作物を自分で作れるようにならなければ、当たり前ですが買ってくれるお客様はいないわけです。
だから栽培技術を身につけることは最低限やらなければならないはずです。

じゃあここで、あなたが、農業のなかでも難しいとされる無農薬栽培に挑戦しようと考えていたら・・・。自分の育てたものを消費者に直接お届けしたいと考えていたら・・・。

それはほとんどの場合。
有機農業では王道とされる、野菜セット農家になるということです。
たくさんの種類の野菜や果物、米などを育てて、それを詰め合わせボックスという形でお客様へお届けする。
そういう農家です。

当サイトの管理者・松本は、この野菜セット農家になるときに大きな間違いをしてしまいました。

それは・・・

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