いまやインターネットは、私たちの日常生活に当たり前のように存在して、あえて意識しなくてもインターネットに繋がっている状況がふつうになってきました。
これからも、ますますインターネットは身近なものになっていくし、生活の一部に溶け込んでいくでしょう。

なにか買い物をするとき、あなたはインターネットを利用しますか?
街にいけば買えるものを、インターネット通販で買ったりしますか?
amazon、楽天モール、Yahooショッピング・・・。
インターネット上にもたくさんの店があり、そこで買い物をすればわざわざ足を運んで店に行かなくても自宅に商品が届く。
非常に便利です。

そのインターネット通販。
ちょっと前までは、パソコン画面で必要事項を入力して、クレジットカード番号を入れるのはセキュリティの面で怖いなぁ~とか思いながら、まだまだ慣れない感じで買い物をしていた人も多いでしょう。

スマホ

でも今は、スマホでちょちょいっとタップを繰り返せば、あっという間に決済まで完了して買い物が済む。
そんな時代になってきました。

ほんの5年、10年で時代は大きく変化してきています。
農家として、自分の育てたものを自分で売っていきたいと考えるのであれば・・・。
その変化に、農家もついていかなければ、時代に取り残される可能性があります。
最先端を走る必要はなくても、せめて流れを知っておく。
できれば流れに乗る。
そういう努力は、農家としても必要でしょう。

今回は。
農家がインターネット通販をして販売するときに気をつけるべきこと。
どんな商品が売れやすいのか、売りにくいのか。
などに焦点を絞って書いていきます。

 

米、果物、野菜どれが売りやすい?

一口に農業といっても範囲が広すぎるので、今回は(今回も?)畜産や花きなどは話題から外して、米・野菜・果樹などを中心に話を進めていきます。

農家が自分の商品をインターネットで売ろうと思ったとき、ショッピングモールでサイトを開設するとか、一からホームページを立ち上げるとか、なんらかの形で自分の店を持ちます。
そしてそこに商品をならべて、価格をつけて販売する。
このへんは実際の社会と、インターネット上の仮想社会と、それほど大きな違いはありません。
3Dか2Dか、くらいの違いでしょう。

 

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大きく違うのは、商品を送るのに送料がかかるという点。
実社会でも店で買ったものを自宅に届けてもらおうとすれば送料がかかりますが、ネット通販ではほぼ確実に送料が発生します。
これが非常にやっかいで。

たとえば1000円の商品を買ったときに、送料800円がかかる。
そのへんの店で買えば1000円ですむのに、ネット通販だと1800円。
これじゃ買ってもらえませんよね。
店に買いに行ったほうが安いですから。
送料がかかることを考慮して、商品の価格を決めていかないと、ぜんぜん売れないということになってしまいます。

つまり。
送料があるせいで、ネット通販では商品価格を低くせざるをえない。
そんな事情があります。


さらに悪いことに。
商品単価が低いと売りにくいです。
さきほどの例でみてわかるとおり、商品1000円に対して送料800円。
1000円のものを買うのに1800円も払えるのか、という話です。

これが1万円くらいの商品であれば、
「送料800円かぁ、まあしょうがないよね」
という心理が働きます。
商品価格に対して、送料の負担が小さく感じられるからです。

このやっかいな問題を解決するのは簡単です。
商品単価を上げればいい。
つまり高い商品を扱えばいいということ。

これって米とか果物って、わりと簡単にクリアできますよね。
10kg4000円の米。
りんご20個5000円。

といったように売れますから。
重たいものを自宅まで運んでもらえる、というメリットも購入のハードルを下げます。

でも。
野菜はハードルが高い。
ブロッコリー20個4000円。
って誰が買うの?
キュウリ10kg(80~100本入り)4000円
って買わないでしょ。

インターネット通販で野菜を売るのは、じつは非常にハードルが高いんです。

 

野菜セットは単価を上げるための戦略

じゃあ野菜はインターネット上では扱えないのかというと、そんなことはありません。
単価をアップして売っている農家はいます。
その農家が何をしているか、ひとつの例が

野菜を抱き合わせて売る

という手法。

野菜セット

 

つまり、有機農業では一般的に行われている、たくさんの種類の野菜を育てて、それを10種類くらい詰め合わせたセットにして売るという。
いわゆる野菜セットをインターネットでは売るんです。

そうすれば商品の単価は3000円とか4000円とか、送料負担が気にならないような単価までアップさせることができます。

野菜のような生鮮食品、鮮度保持が難しい食品については、同じものを大量に買って保存しておくことができません。
だから家庭向けには、単一野菜のまとめ売りは困難です。
もちろん保存がきく芋類(ジャガイモ、里芋、サツマイモなど)は売れますよ、10kg単位で。

それが多種類の野菜セットなら、売れる。
野菜セットというひとつの商品として売る。
ある意味では苦肉の策、とも言える野菜セットですが、どうしても送料がかかるインターネット通販で野菜を売るためには、こうせざるを得ないという側面は知っておくべきでしょう。

 

非農家の限られた道

農業に新しく参入する人たちは、その多くが実家が農家という人です。
実家が農家をやっていて、親父の跡を継いで自分も農業をする。
そういう世襲がほとんどの業界です。

だから、実家が農家でも何でもない人が農業に参入するのは、これが意外に狭き門で。
ゼロではありませんが新規就農者のうちの10%もいません。

そのような希少生物である非農家組
スタート時点からかなり不利な条件が重なっています。
農地を持たず、経営を教えてくれる親もなく、地元に販路や地縁を持たず、倉庫・農業機械などの設備もない。
有利な条件がないので、大規模化が必須の稲作や、収入になるまでの期間が長い果樹など、非農家組にはそれらを選ぶことは難しいわけです。
選ぶ作物にはもともと限りがあります。

だから野菜を選ばざるを得ない。
野菜を作るしか選択の余地がない。

ということ。

そして、不利な条件のなかでもなんとか生き残るためにインターネットを活用し、ネット通販での送料という負担を考慮して野菜セットという道を選んでいるわけです。

有機農業によく見られる少量多品目の野菜セット販売農家は、好き好んでそれを選んでいる部分もあるでしょう。
でも。
そうしなければ野菜だけで生計を立てていくのが難しいという側面もある。
という事実は知っておくべきだと思います。


 

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

栽培が下手でも時給3000円で働く農家になる方法とは?

もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
いいものを作れば売れると思っていませんか?
その道は、優秀な先進農家と戦うことになる、かなり危険な道です。死に物狂いで努力しても結果を残せないかもしれない道です。

それよりも、たとえ栽培が下手でも時給3000円、しかも週休3日で働く農家になる道があります。見つけさせすれば誰でも通れる道です。

そんな道どこにあるの?じつは・・・

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有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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