ドラゴンクエスト3

ドラゴンクエストやったことありますか?
テレビゲームでおなじみのドラクエのことです。
RPG(ロールプレイングゲーム)では超有名なドラゴンクエストは、1986年に世に出された第一作から始まっています。
子どもの頃はなにげなく、ただ敵と戦うのが楽しくて遊んでいたゲームですが、大人になった今現在の目線でこのゲームを見てみると色々とおもしろい発見があります。

今回は。
新規就農してスタートラインに立つことは、勇者になってドラクエがスタートすることと似ている。
ゲームの進行が農業経営を続けていくことに似ている。
という話をしていきます。
もちろん違いもありますが、けっこう共通点があることに気づくはずです。
ぜひご覧ください。

 

仲間を増やしながら装備を強化しながらレベルを上げていくことで冒険を続けられる

ドラゴンクエストとは。
プレーヤー自身が主人公になり敵と戦い冒険を続けるゲームソフト、通称ロールプレイングゲームと呼ばれているゲームの代表的存在です。
ここであえてドラゴンクエストを詳しく解説していくことはしません。
分からなければページを戻っていただいても結構ですし、改めて調べてもらっても構いません。
ドラゴンクエストを知っているものとして話を進めていきます。

シリーズ化されているので焦点を絞る必要があるでしょうから、今回はドラゴンクエスト3を想像しながら書いていきます。
20代くらいの若い方、ドラクエ3なんてやったことないですよね。
すみません。
私が子どもの頃に遊んでいたのは1~5くらいなんです・・・。

 

ドラクエ3

ゲームは、世界のなかの決められた場所からスタートします。
少ないながらも所持金があり、貧相ながらも装備を持ち、頼りない仲間がいたりいなかったり。
とにかく勇者と呼ぶには程遠いような状態からのスタートです。

この状況が新規就農者と似ています。
少ないながらも貯金があり、貧相ながらも農業用機械や農地を持ち、家族の協力があったりなかったり。
とにかく農家と呼ぶには程遠いような状態からのスタートです。

 

ドラゴンクエストでは最初の装備はけっこうさみしくて、ひのきの棒とか皮の服とか
「それで敵と戦えるの?」
というくらいの貧相な装備しかありません。
所持金があれば少しはマシな装備を揃えることもできますが、それでもたいしたものではありません。

新規就農者の装備もけっこうさみしくて、今にも壊れそうな中古のトラクターとか地元の人が嫌がるような不良農地とか
「そんなんで作物を育てられるの?」
というくらいの貧相な装備しかありません。
貯金がいくらかあればマシな農機具を揃えることもできますが、それでも手持ちの貯金で買える農機具などたいしたものではありません。

 

ドラゴンクエストでは敵と戦いながらレベルアップしていきます。
何度も戦っていくことで経験値が増え、レベルアップすると
HP(生命力)、MP(魔法力)、ちから、すばやさ、たいりょく、かしこさ、うんのよさ
などのパラメータが上がっていきます。
能力が高くなることで強い敵とも戦えるようになり、冒険を進めていくことができます。

新規就農の場合。
敵を何にするかによって考え方が変わってきますが、すでに営農しているライバル農家を敵と仮定してみると・・・。
ライバル農家に勝つにはどうしたらいいのかを考え、商品力を上げるために栽培技術を磨いていったり、販売力をもつために必死に営業したりします。
そのライバル農家を倒さないまでも、売り上げを伸ばそうイイものを作ろうと頑張っているうちに経験値がたまり、自分自身はどんどんレベルアップしていきます。
すると
HP(生命力)、MP(知識・知恵)、栽培技術、行動力、体力、賢さ、販売力、営業力
などのパラメータが上がっていきます。
能力が高くなることで強い敵とも戦えるようになり、経営を続けていくことができます。

 

最初からドラゴンが現れる スライムから始まらない

このようにみていくと、意外にドラゴンクエストと新規就農は共通点があることが分かります。
とはいえ。
ドラゴンクエストと新規就農とでは、まったく異なる点もあります。
それが敵のレベル。
ドラゴンクエスト3ではアリアハンという大陸がスタート地点です。
そこではスライムやおおがらす、おおありくいなど弱い敵が中心に出現します。
レベル1や2でも戦って勝てるような、世界最弱ともいえる敵が揃っています。
そして。
冒険が進んでいくと、勇者たちの強さに合わせた敵が出現するようにシナリオが作られています。

ところが現実世界は違います。
新規就農して最初の頃に現れる敵が最弱だとは限らないんです。
最初からドラゴンが出たりゴーレムが出たり、冒険をスタートした直後つまり新規就農したての頃には絶対に勝てないような敵が最初から出現します。
それは100haを超える農地面積を管理している農業法人だったり、メディアによく登場するような有名な農場だったり。
とにかく顧客の取り合いになったらまず勝てないだろうなぁという農家が近くで営農している、というのがこの状況です。
お客様の気持ちになれば。
新規就農したてのペーペーから買うよりも、有名で安定感のある大規模農場から買ったほうがいいと思うのは当然の心理ですから、絶対に勝てないような強敵(農業法人、有名農場)が近くにいるのはレベル1農家にとっては非常にきついです。

 

だからこそ。
新規就農するときには就農地を決める段階が非常に重要なんです。
アリアハンのような楽園はどこなのか、つまりその就農希望地に強敵がいないかどうかを事前に知る必要があります。
仲間がいない、装備が貧弱、レベル1。
そんな状態でゴーレムが出てきたら、あっというまにゲームオーバー⇒離農です。
周りにどんな農家がいるのかを調べ、競合しそうな農場は他にないもしくは勝てそうなレベルの農場がいるだけ、ということであればその土地を選んでもいいと思います。

スタート地点を間違えてはいけません。
どこで就農すべきなのかをよく調べて、強敵がいない地域で就農するべきです。
競合がすでに就農して何十年と続けている、そういう地域は危険です。
よくあるのが、農業研修を受けてその研修農家と同じ地域で就農するというパターン。
経営スタイルが同じで営農地域も同じなら、顧客層も同じ可能性が高いですから商売上のライバルということになってしまいます。
共同出荷するようなグループ営農に参加するなら別ですが、自分の師匠がライバルになるなんて、まさに就農直後から強敵がいる地域でスタートするパターンそのものですよ。

地元でやりたいとか、どうしてもこの地域じゃなければ、といった強い理由がなければ就農地はしっかりと厳選して調査したうえで選ぶことをお勧めします。
レベル1なのにドラゴンが出現するゲームって、いやでしょ?

 

青年就農給付金はゲームバランスを崩壊させる裏技

ドラゴンクエスト3では所持金は50Gからスタートします。
たった50Gという所持金は、薬草(8G)をいくつか買っただけでおしまいという情けない金額。
冒険のスタートはそんなさみしい状況です。

新規就農においてもさみしい所持金でスタートする人は多いと思います。
最低限揃えておきたい軽トラックやトラクターを中古で買うのが精一杯。
収穫を迎えて販売するまでの数ヶ月間、無収入の時期を乗り切れるだけの生活費すら用意できない。
そんな所持金で就農してしまうパターンは決して少なくないです。

 

青年給付金

ところが。
農業の世界には裏技があります。
青年就農給付金という裏技が。
農業研修を2年受けてから就農すれば300万円が所持金にプラスされますし、冒険を始めたあとも1年ごとに150万円が所持金に追加されます。
もし仮に。
ドラゴンクエストの貨幣G(ゴールド)を円に置きかえるとどれくらいの価値があるのかを考えてみると・・・。
どうのつるぎ100G、たびびとのふく70G
あたりから100円/Gくらいのレートが妥当ではないかと想像してみます。
つまり。
どうのつるぎ1万円、旅人の服7千円
といった感じ。
そうすると、青年就農給付金という裏技を使うことによって、冒険の始まりから30000Gという所持金を持てるということになります。
これはドラゴンキラー(15000G)とちからのたて(15000G)が買えてしまうほどの金額です。
レベル1の時点でそんな装備でスタートできるとしたら、就農地を多少まちがえて強敵がいたとしても戦えますよね。

それくらい青年就農給付金は強力な支援だということを知っておいてください。
また、ゲームバランスを崩壊させかねない裏技だということを覚えておいてください。
ゲームバランスが崩壊するということは、つまり
ゲームがつまらなくなる
ということに等しいからです。

 

冒険の旅に出かけましょう

ということで。
ドラゴンクエストと新規就農にはいくつかの共通点があり、相違点もあります。
いま新規就農の準備を進めているのであれば、これからドラゴンクエストをスタートするんだ、冒険の旅に出発するんだという気持ちでやっていくと楽しめると思います。
また。
実際に新規就農して農業経営をスタートしたあとも、自分の置かれている状況をドラゴンクエストになぞらえて冒険を想像していくと人生が楽しくなります。
ぜひ参考にしてみてください。


参考文献:人生ドラクエ化マニュアル

 

 

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もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
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有機栽培農家・松本がやってしまった間違いとは?

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だから栽培技術を身につけることは最低限やらなければならないはずです。

じゃあここで、あなたが、農業のなかでも難しいとされる無農薬栽培に挑戦しようと考えていたら・・・。自分の育てたものを消費者に直接お届けしたいと考えていたら・・・。

それはほとんどの場合。
有機農業では王道とされる、野菜セット農家になるということです。
たくさんの種類の野菜や果物、米などを育てて、それを詰め合わせボックスという形でお客様へお届けする。
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それは・・・

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